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中学の時の教育実習にきた先生の話

 この時期になると中学三年生の時に教育実習で当時の自分のクラスに来た先生の事を思い出します。なぜそんな30年近く前の事を思い出すのかというと、走るコースによってはその先 この時期になると中学三年生の時に教育実習で当時の自分のクラスに来た先生の事を思い出します。

なぜそんな30年近く前の事を思い出すのかというと、走るコースによってはその先生の自宅の前を通ることがあるからなんです。この桜の咲くこの時期は花見をしながら走るために日和山公園を通るのですが、そのなだらかな坂道の途中にその人の家はあります。



当時、田舎の中途半端でたいして悪くもないヤンキーもどきだった自分は放課後よく仲間とつるんで教室に残って馬鹿話をしてました。教育実習で自分達のクラスを受け持ったその先生は放課後になるとよく教室で何かしてました。今から考えると職員室は居心地が悪かったのかもしれません。そんなんで、我々はその先生をからかったり、話しかけたり、渾身のギャグをかましたりしました。


「先生は彼氏いるの?」「○○先生、マジでむかつくだけど、どうおもう??」「アイーン(変顔)」とかそんな感じでしたが、先生はそれに対して「ノーコメント」「先生ってのは大変なんだからそんなこと言わない」「www」って感じで、どちらかというと自分達に近いような感じを受けました。いつもつるんでいる6人全員はおそらく年上の女性であるその先生に好意を持っていたと思います。


特に目をひくような美人というわけでもなかったし( 失礼 )、ちょっとぽっちゃりしてたような記憶もあります。しかしとても雰囲気のいい人で、我々が馬鹿なことをするとよく笑ってくれました。実習期間も終盤にさしかかったある時、仲間の1人が「今度の日曜日、先生ん家に遊び行っていい?」と調子に乗って聞きました。先生は驚いたようでしたが、「皆で来たらいいよ」って言いました。


我々の中学の先輩でもあったその先生の家は同じ学区にあったんですが気恥ずかしさもあって、皆で一緒に行く事にして事前に待ち合わせました。その時のみんなの服の気合いの入り方というか全力感が半端なかったです。そしてかっこつけた中坊がハイテンションでそのまま先生の家にお邪魔しました。

家の中に上げてもらうわけでもなく、旧家っぽい家の広い玄関先で放課後の続きのようなノリで我々は馬鹿話をしました。休日だからか先生の雰囲気は砕けた感じで、学校で会う時とは違った感じでした。小一時間位、玄関先で話をしていた気がします。

「先生は先生になったらウチの中学に来たいと思う?」教育実習に来る人というのは将来、そのまま先生になるものだと思っていた私は尋ねました。「うーん、どうかな。先生になるかどうかは、まだ決めてないんだ。会社に勤める方が自分に向いてるかもしれないし。」



その頃は大人ってのは反抗する対象ではあっても、なんと言うかこう迷ったり間違えたりってしないものだとぼんやりと思ってたので、先生になるとも決めてないのに教育実習に来るなんて変だなと思った記憶があります。今から振り返って、当時の先生の気持ちというのは凄くわかるし、社会経験の無い学生が2週間びっしり先生としての役目を果たそうとして一杯一杯だったのかもしれません。実際、自分が新社会人として働き始めた時はもう、環境に馴染むのに精一杯だったですから。


今になってもその時の先生の気持ちの揺らぎと、不安な様子は強く印象に残っています。当時はネット環境なんてなくていろんな情報を得られなかったけど、そのかわり十代の頃に将来について過度な不安を持ったことはなかった気がします。そのまま大人になって職に就いて家族を持って自然にそれなりに平穏に過ぎて行くものなのかと思ってました。そういう将来に対するぼやっとした不安を感じたのはそれが始めてだったと思います。


自分の娘が中学生になって、彼女の目から見る世界というのは当時の自分の見ていたそれとは大きく変わってしまったと思います。不確実性に溢れた世界、大人の様子を見ることで将来の自分が薔薇色ではないことは感じているんじゃないかと思います。あの時教育実習に来た女性が見せたような気持ちの揺らぎのようなものを、自分は子供に見せているんじゃないかと不安になることがあります。いい大人になっても、毎日いろんな問題を抱えてふらふらしている。かつて自分が思っていたように大人でいることは単純じゃないだなと思います。

実習の最後の朝会に各クラスにそれぞれ来た実習生が全校生徒の前で挨拶をしてまして感極まって話の途中で泣いてしまう人が続いた後で我々の先生は拍子抜けする位あっさりとそしてキリッと挨拶を済ませてました。その後のクラスの会でも湿っぽくなる事はなくそのまま彼女の教育実習は終わりました。そしてその後その人とはあったことはないので、実際に教育実習の後に先生になったかどうかはわかりません。


5年前にランニングを始めてしばらくして、たまたまその人の家の前を通ってそのことをパッと思い出したんですね。その時のほろ苦さと高揚感がちょっと戻ってきた気がしました。

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